「HP(ヒューレット・パッカード)のENVYとSpectreの違いって何?」
「スぺックはどの程度違うんだろう?」
ENVYとSpectreは、HP(ヒューレット・パッカード)の上位にラインナップされているシリーズになります。
両シリーズはデザイン面や筐体の機能をはじめ、使用パーツの違いによるスペックの差も顕著です。
しかし、ENVYとSpectreでどのような違いがあるのか、知らないという人も多いでしょう。
当記事では、HP(ヒューレット・パッカード)のENVYとSpectreの種類や特徴を踏まえつつ、両シリーズの違いについて解説していきます。
HP(ヒューレット・パッカード)のパソコンの購入を考えている人は、是非ご覧ください。
HPのPCを少しでも安く買う方法は『HP(ヒューレット・パッカード)のパソコンを安く買う方法とは?おすすめの買い方を解説』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
記事の目次
HP(ヒューレット・パッカード) ENVYの種類と特徴
HP(ヒューレット・パッカード) ENVYは、HP(ヒューレット・パッカード)の上位モデルです。
HP(ヒューレット・パッカード)では、ゲーミングパソコンを除くと4種類のシリーズが展開されており、ENVYはノートパソコンでは上から2番目のハイミドルクラス、デスクトップでは最上位クラスのシリーズになります。
まずは、HP(ヒューレット・パッカード) ENVYについて、
- ENVYの種類
- ENVYの特徴
- ENVYのデメリット
に分けて解説していきます。それぞれ見ていきましょう。
ENVYの種類
ENVYはノートパソコン、デスクトップ共にラインナップされています。
ENVYの主な種類は以下の通りです。
- HP ENVY x360 13
- HP ENVY x360 15
- HP ENVY 13
- HP ENVY Desktop TE01
- HP ENVY Curved All-in-One 34
- HP ENVY All-in-One 27
ノートパソコンである「HP ENVY x360」や「HP ENVY 13」の他、デスクトップモデルの「HP ENVY Desktop TE01」や「HP ENVY All-in-One」がラインアップされています。
詳しく見ていきましょう。
HP ENVY x360 13
「HP ENVY x360 13」は、ENVYシリーズの2in1ノートパソコンの13インチモデルです。
筐体には天然の木材を使用しており、高級感のあるデザインを実現しています。
また、筐体自体を薄型にすることに成功しているので、タブレットとして使用しても違和感がないのが特徴です。
CPUには最新世代のRyzenが搭載されており、小型な13インチモデルとは思えないより速度を誇っています。
メモリについても8GB、16GBから選択することが可能で、ある程度の負荷の作業もストレスなく行うことが可能です。
小型なことを活かし、外出先でのサブPCとして使用しやすいモデルとなっています。
CPU | AMD Ryzen™ 3 3300U AMD Ryzen™ 5 3500U AMD Ryzen™ 7 3700U |
---|---|
メモリ | 8GB 16GB |
GPU | AMD Radeon™ Vega 6 Graphics AMD Radeon™ Vega 8 Graphics AMD Radeon™ RX Vega 10 Graphics |
ストレージ | 256GB SSD512GB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI 2.0 |
液晶サイズ | 13.3インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
重量 | 最小1.28kg |
バッテリー駆動時間 | 最大14時間30分 |
価格 | 69,500円~ |
HP ENVY x360 15
「HP ENVY x360 15」は「HP ENVY x360 13」の15インチバージョンで、スペックも一回り優秀になっています。
「HP ENVY x360 13」と同じく、天然の木材を使用した薄型の筐体を採用しており、ユーザビリティ溢れるスタイリッシュなデザインとなっているのが特徴です。
CPUは第10世代インテルと最新世代のRyzenから選択が可能で、ストレージも256GB~1TBのSSDから選択することができます。
GPUは単体のものを搭載していないので、グラフィックが肝になる作業には向いていませんが、ある程度の動画編集や画像加工、音楽制作などは問題なく行うことが可能です。
家庭用や一般的なビジネス用パソコンとしては、充分な性能を追っているモデルといえるでしょう。
CPU | AMD Ryzen™ 5 3500U AMD Ryzen™ 7 3700U Intel® Core™ i5-10210U Intel® Core™ i7-10510U |
---|---|
メモリ | 8GB 16GB |
GPU | AMD Radeon™ Vega 8 Graphics AMD Radeon™ RX Vega 10 Graphics インテル® UHD グラフィックス |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI 2.0 |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
重量 | 最小1.98kg |
バッテリー駆動時間 | 最大13時間 |
価格 | 75,500円~ |
HP ENVY 13
「HP ENVY 13」はENVYシリーズで最も安価なモデルとなっており、機能を制限した代わりに長時間の充電持続時間を誇っています。
2in1ノートパソコンである「HP ENVY x360 13」「HP ENVY x360 15」とは違い、タブレットとして使用ができないノートブック型です。
インテル Core i5、8GBメモリと負荷の少ない作業であれば問題なく行うことができるスペックを持っており、機能を制限した分軽量になっているのも大きな特徴となります。
特筆すべきは最大19時間45分のバッテリー駆動時間で、外出先でもコンセントを探すことなく作業することが可能です。
ライティングや編集者がノマドワークするのに最適なパソコンといえるでしょう。
CPU | Intel® Core™ i5-10210U |
---|---|
メモリ | 8GB |
GPU | インテル® UHD グラフィックス |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ | 13.3インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
重量 | 最小1.25kg |
バッテリー駆動時間 | 最大19時間45分 |
価格 | 104,800円~ |
HP ENVY Desktop TE01
「HP ENVY Desktop TE01」はENVYシリーズのスタンダードなデスクトップモデルです。
最小価格84,800円と、ENVYシリーズのの中では最も安価であることが特徴で、第9世代インテルプロセッサーに16GBメモリ、GPUにNVIDIA GeForceと、クリエイター用パソコンとして活躍できるスペックを持っています。
デスクトップらしくストレージの容量が大きいのも大きな特徴で、動画データなども問題なく保存しておくことが可能です。
また、カスタマイズ性も高く、用途に合わせて各パーツのクラスを挙げられるのもポイントになっています。
自宅用のメインPCとして、快適な作業をサポートしてくれるモデルです。
CPU | Intel® Core™ i5-9400 9MB 6コア 6スレッド Intel® Core™ i7-9700 12MB 8コア 8スレッド |
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メモリ | 16GB DDR4-2666MHz 32GB DDR4-2666MHz |
GPU | NVIDIA® GeForce GTX 1650 NVIDIA® GeForce GTX 1660 Super NVIDIA® GeForce RTX™ 2060 Super |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD 2TB HDD |
インターフェース | USB3.1 Gen1×2 USB3.1 Gen2×2 USB3.1 Gen1 Type-C™×1 USB2.0×4 デュアルリンク DVI-D×1 HDMI×1 DisplayPort×1 メディアカードリーダー×1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 ライン出力×1 |
重量 | 最小5.7kg |
価格 | 84,800円~ |
HP ENVY Curved All-in-One 34
「HP ENVY Curved All-in-One 34」は、大画面の湾曲したモニターが特徴のAll-in-Oneデスクトップモデルです。
最大の特徴は34インチの大画面モニターで、湾曲していることもあり、ゲームや動画に没入することができます。
「HP ENVY Desktop TE01」ほどのカスタマイズ性はありませんが、クリエイターPCとしても充分に使用できるスペックを持っており、動作も快適です。
仕事用としてはもちろん、エンタメに没入したい人や人とは違うパソコンが欲しい人におすすめなモデルとなっています。
CPU | Intel® Core™ i7-9700T 8コア |
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メモリ | 16GB DDR4-2400MHz 16GB DDR4-2666MHz |
GPU | NVIDIA® GeForce GTX 1050 |
ストレージ | 512GB SSD 2TB HDD |
インターフェース | USB3.1 Gen 1×1 (バッテリーチャージ機能対応) USB3.1 Type-C™ Gen 2×1 (Thunderbolt™ 3) USB3.1 Gen 1×4 メディアカードリーダー オーディオダイヤル ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI(入力/出力) |
液晶サイズ | 対面34インチ |
液晶種類 | UWQHD(3440×1440)IPS非光沢 |
重量 | 11kg |
価格 | 239,800円~ |
HP ENVY All-in-One 27
「HP ENVY All-in-One 27」は「HP ENVY Curved All-in-One 34」と同じくAll-in-Oneのデスクトップモデルですが、「HP ENVY Curved All-in-One 34」のような画面の湾曲はありません。
幅600mm程度のパソコンデスクに設置できるほどの省スペース設計をしており、スペースが少ない人でも安心です。
スペックはENVYのデスクトップモデルの例に漏れず、クリエイター用として充分に使用できるスペックを持っており、メインPCとして充分に活躍できます。
省スペースでENVYの使用感を求めている人におすすめのモデルです。
CPU | Intel® Core™ i7-9700T 8コア |
---|---|
メモリ | 16GB DDR4-2666MHz |
GPU | NVIDIA® GeForce GTX 1050 |
ストレージ | 256GB SSD 2TB HDD |
インターフェース | USB3.1 Gen 1×1 (バッテリーチャージ機能対応) USB3.1 Type-C™ Gen 2×1 (Thunderbolt™ 3) USB3.1 Gen 1×4 メディアカードリーダー オーディオダイヤル ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI(入力/出力) |
液晶サイズ | 27インチワイド |
液晶種類 | 10点タッチディスプレイ(IPS / UHD 4K 3840×2160、光沢) |
重量 | 10kg |
価格 | 164,800円~ |
ENVYの特徴
ここまで紹介してきたENVYシリーズの総括的な特徴は以下の通りです。
- スタイリッシュなデザイン
- タッチディスプレイを内蔵
- 電源オフチャージが可能
詳しく見ていきましょう。
スタイリッシュなデザイン
ENVYシリーズに共通しているのが、スタイリッシュなデザインです。
天然の木材を使用したり、湾曲したディスプレイを採用したりと、全体的に高級感のあるデザインに仕上がっています。
単におしゃれなだけではなく、ユーザビリティにも配慮されており、長く使用していても使用感に不満を持つことは少ないでしょう。
タッチディスプレイを内蔵
ノートパソコンではタッチディスプレイを標準搭載しているのも大きな特徴になります。
タッチディスプレイではスマートフォンのような直感的な操作が可能になるので、特にプレゼン時やネットサーフィンの際に便利です。
タッチパッドに不具合が出た時の緊急操作用としても使用ができ、あると安心な機能であるといえるでしょう。
電源オフチャージが可能
ENVYシリーズはパソコンの電源がオフの状態でも接続機器の充電が可能な「電源オフチャージ」機能が搭載されています。
外出先で携帯やモバイルルーターの充電が切れてしまった時に便利で、うっかり充電プラグを忘れてしまった時も安心です。
ENVYシリーズは基本的に充分なバッテリー駆動時間を誇っていることもあり、コンセントが見つからない場合は緊急用モバイルバッテリーとして使用が可能で、特にノマドワーカーにとっては嬉しい特徴となっています。
ENVYのデメリット
ENVYシリーズのデメリットはただ1つ、ノートパソコンモデルが重めであることです。
もっとも軽量な「ENVY 13」でも約1.25kg、15インチの「ENVY x360 15」では2kg弱という重量になっており、他社の同インチサイズモデルと比べると少々重量があります。
慣れてしまえば問題ないのですが、最初の内は持ち運ぶ際に多少ストレスを感じる可能性があるので注意しましょう。
HP(ヒューレット・パッカード) Spectreの種類と特徴
続いて、大人気のSpectreシリーズについて紹介します。
Spectreシリーズは、HP(ヒューレット・パッカード) の最上位モデルとして展開されてるシリーズです。
ノートパソコンのみの展開となっており、ENVYシリーズ以上の高級感と高負荷作業も快適に行えるスペックを持っています。
以下ではSpectreシリーズの種類と特徴について、
- Spectreの種類
- Spectreの特徴
- Spectreのデメリット
に分けて解説していきます。それぞれ見ていきましょう。
Spectreの種類
Spectreの種類は以下の通りです。
- HP Spectre x360 13
- HP Spectre x360 15
- HP Spectre Folio 13
- HP Spectre 13
先述したように、Spectreシリーズはノートパソコンのみの展開になっています。
詳しく見ていきましょう。
HP Spectre x360 13
「HP Spectre x360 13」は、Spectreシリーズの2in1ノートパソコンの13インチモデルです。
パソコンの基本的な作業はもちろん、ある程度の写真可能や動画編集も快適に行うことができます。
持ち運びに便利な13インチモデルであるにも関わらず、インテル Core i7、16GBメモリ、1TB SSDを搭載することが可能なので、GPUの性能が作用する作業以外であれば充分過ぎるほどの処理速度を発揮することが可能です。
サブPCとしてはもちろん、メインPCとしても充分に使用することができるモデルになっています。
CPU | Intel® Core™ i5-1035G4 Intel® Core™ i7-1065G7 |
---|---|
メモリ | 8GB 16GB |
GPU | インテル® Iris® Plus グラフィックス |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD 1TB SSD |
インターフェース | USB3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB Type-C™ 3.1 Gen2×2(Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応) ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ13.3インチ | |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080) ※アンチリフレクションコーティング仕様 |
重量 | 最小1.24kg |
バッテリー駆動時間 | 最大22時間 |
価格 | 132,000円~ |
HP Spectre x360 15
「HP Spectre x360 15」はSpectreシリーズの最上位モデルです。
ヘキサコアのインテルCore i7に加え、NVIDIA GeForce GTX 1050Tiと16GBのメモリを搭載しており、4K動画の編集作業から3Dレンダリングまで快適に行うことができます。
高い処理速度を誇りつつも最大13時間45分のバッテリー駆動時間を誇っており、自宅からオフィス、喫茶店などでのノマドワークでもストレスなく使用することが可能です。
スペックに見合った冷却機能を有しているのも特徴で、16GBのメモリを最大限に活かすことができます。
HP(ヒューレット・パッカード) における最高性能のノートパソコンとして、どのような作業を行う上でもおすすめな逸品です。
CPU | Intel® Core™ i7-8750H Intel® Core™ i7-9750H |
---|---|
メモリ | 16GB DDR4-2666MHz |
GPU | NVIDIA® GeForce® GTX 1650 with MAX-Q Design |
ストレージ | 512GB SSD |
インターフェース | HDMI 2.0 出力端子×1 USB3.1 Gen2×1 (電源オフUSBチャージ機能対応) USB 3.1 Type-C™ Gen2 ×2 (Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | UHD(4K)OLED・タッチディスプレイ |
重量 | 最小2.17kg |
バッテリー駆動時間 | 最大13時間45分 |
価格 | 165,000円~ |
HP Spectre Folio 13
「HP Spectre Folio 13」は、筐体の外装に本革を使用したユニークなモデルです。
レザーを纏った筐体による使い心地と特異なデザインと、さまざまな形状に変化する2in1タブレット設計が特徴となっています。
革の外装はパームレストにまで施されており、独特の手に吸い付くような感触を楽しことが可能です。
スペック面でも「HP Spectre x360 13」と同程度の仕様ととなっており、サブPCとして充分使用できます。
使えば使うほど革が馴染んで風合いが変わってくる、相棒に最適なパソコンです。
CPU | Intel® Core™ i5-8200Y Intel® Core™ i7-8500Y |
---|---|
メモリ | 8GB |
GPU | インテル® HD グラフィックス 615 |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD |
インターフェース | HDMI 2.0 出力端子×1 USB3.1 Gen2×1 (電源オフUSBチャージ機能対応) USB 3.1 Type-C™ Gen2 ×2 (Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ | 13.3インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ |
重量 | 最小1.48kg |
バッテリー駆動時間 | 最大19時間 |
価格 | 109,000円~ |
HP Spectre 13
「HP Spectre 13」は、Spectreシリーズで最も安価なモデルです。
2in1機能などを排することによってコストを削減することに成功しており、副作用として軽量化も実現しています。
スペック面はSpectreシリーズらしく高水準にまとめられており、例に漏れず簡単な動画編集程度であれば充分可能なものになっているのがポイントです。
残念ながらオンラインショップではもう完売となっており、あとは家電量販店、もしくは中古パソコンでの販売になるかと思います。
気軽に持ち運べる高性能パソコンとして、メインでも充分に使用できるパソコンになっています。
CPU | Intel® Core™ i5-8250U Intel® Core™ i7-8550U |
---|---|
メモリ | 8GB 16GB |
GPU | インテル® HD グラフィックス 620 |
ストレージ | 256GB SSD 360GB SSD 512GB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1×3/電源オフUSBチャージ機能対応 (うち2つはThunderbolt™ 3 対応) |
液晶サイズ | 13.3インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1,920×1,080) UHD(4K)ブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (3,840×2,160) |
重量 | 最小1.11kg |
バッテリー駆動時間 | 最大11時間15分 |
価格 | 149,800円~ |
Spectreの特徴
Spectreシリーズの特徴には以下のようなものがあります。
- 4Kディスプレイを搭載
- 充電無しでも長時間作業できる
- 高負荷作業にも対応
詳しく見ていきましょう。
4Kディスプレイを搭載
「HP Spectre x360 13」「HP Spectre x360 15」には4Kディスプレイが搭載されています。
超高解像度のディスプレイは動画やゲームを鮮明に映し出すだけでなく、動画編集作業の際にも正確な色味で表示できるため、よりハイクオリティな作業が可能になります。
動画編集に向いたスペックを有している点も鑑みるに、Spectreシリーズは特に動画を扱うことに長けているシリーズであるといえるでしょう。
充電無しでも長時間作業できる
長いバッテリー駆動時間も、Spectreシリーズの大きな特徴です。
高スペックなパソコンはどうしてもバッテリーの持ちが悪くなりがちですが、Spectreシリーズではどのモデルでも最大9時間以上駆動できるようになっています。
結果的にノートパソコンであるメリットを最大限に活かすことができ、撮影現場での作業からノマドワークまでストレスなくこなすことが可能です。
高負荷作業にも対応
SpectreシリーズはHP(ヒューレット・パッカード)のノートパソコンの中では最も高負荷な作業に適しています。
ENVYシリーズのデスクトップモデルには劣りますが、「HP Spectre x360 15」であれば4K動画の編集や3Dレンダリングもストレスなく行うことが可能で、ノートパソコンとしてはこれ以上ない仕様です。
あくまでノートパソコンで作業をこなしたいという人には、心強い相棒となるでしょう。
Spectreのデメリット
Spectreシリーズのデメリットは1つだけで、ノートパソコンとしては高額であるという点になります。
とはいえ、スペックを考えれば納得の金額となっており、致命的なデメリットとはなっていません。
予算とも相談しつつ、あなたが必要なスペックをしっかり把握して購入することが重要になります。
HP(ヒューレット・パッカード) ENVYとSpectreの違いを比較
ENVYとSpectreの種類や特徴が分かったところで、それぞれの違いについて見ていきましょう。
- 「HP ENVY x360 13」と「HP Spectre x360 13」
- 「HP ENVY x360 15」と「HP Spectre x360 15」
当記事では上記のモデルを比較していきます。
それぞれ見ていきましょう。
HP ENVY x360 13とHP Spectre x360 13
「HP ENVY x360 13」と「HP Spectre x360 13」のスペックを比較すると、以下のようになります。
スペック | HP ENVY x360 13 | HP Spectre x360 13 |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 3 3300U AMD Ryzen™ 5 3500U AMD Ryzen™ 7 3700U |
Intel® Core™ i5-1035G4 Intel® Core™ i7-1065G7 |
メモリ | 8GB 16GB |
8GB 16GB |
GPU | AMD Radeon™ Vega 6 Graphics AMD Radeon™ Vega 8 Graphics AMD Radeon™ RX Vega 10 Graphics |
インテル® Iris® Plus グラフィックス |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD |
256GB SSD 512GB SSD 1TB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI 2.0 |
USB3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB Type-C™ 3.1 Gen2×2(Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応) ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080) ※アンチリフレクションコーティング仕様 |
重量 | 最小1.28kg | 最小1.24kg |
バッテリー駆動時間 | 最大14時間30分 | 最大22時間 |
価格 | 69,500円~ | 132,000円~ |
上記の表で比較すると、以下の部分で大きな違いがあることが分かります。
- CPU
- ストレージ
- 液晶種類
- バッテリー駆動時間
- 価格
まずはCPUについてです。「HP ENVY x360 13」にAMD Ryzenを、「HP Spectre x360 13」ではIntelプロセッサーを採用しています。
- ENVY:AMD Ryzen
- Spectre:Intelプロセッサー
AMD RyzenはIntelプロセッサーと同程度の性能を発揮しつつコストパフォーマンスが良いことで知られており、廉価モデルで搭載されることが多いです。
結果的に、「HP ENVY x360 13」はスペックを担保しつつ価格を下げることに成功しています。
ストレージについては、「HP Spectre x360 13」が1TB SSDを搭載できるので、より多くのデータを保存することが可能です。
よって、動画などの大容量データを扱う際には、「HP Spectre x360 13」の方がより有用といえるでしょう。
続いて液晶種類についてです。
共にフルHDのディスプレイを搭載していますが、「HP Spectre x360 13」はアンチリフレクションコーティング仕様になっているので、画面の反射が少なくなっています。
バッテリー駆動時間については、「HP ENVY x360 13」の最大14時間30分も充分長いのですが、「HP Spectre x360 13」では最大22時間とより長時間です。
充電を気にせず、ノマドワークやコンセントのない現場での仕事などでも安心して使用することができるのは大きな長所といえるでしょう。
最後の価格についてです。「HP ENVY x360 13」は、先述のようにCPUにAMD Ryzenを使用していることもあり、69,500円~と安価です。
AMD Ryzen™ 5 3500Uを搭載している使用でも10万円を切り、充分なコストパフォーマンスを発揮しています。
限られた予算でも問題なく使えるパソコンが欲しい場合は、「HP ENVY x360 13」を選択すると良いでしょう。
HP ENVY x360 15とHP Spectre x360 15
「HP ENVY x360 15」と「HP Spectre x360 15」のスペックは以下の通りです。
スペック | HP ENVY x360 15 | HP Spectre x360 15 |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 5 3500U AMD Ryzen™ 7 3700U Intel® Core™ i5-10210U Intel® Core™ i7-10510U |
Intel® Core™ i7-8750H Intel® Core™ i7-9750H |
メモリ | 8GB 16GB |
16GB DDR4-2666MHz |
GPU | AMD Radeon™ Vega 8 Graphics AMD Radeon™ RX Vega 10 Graphics インテル® UHD グラフィックス |
NVIDIA® GeForce® GTX 1650 with MAX-Q Design |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD |
512GB SSD |
インターフェース | USB Type-C™ 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応) USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 HDMI 2.0 |
HDMI 2.0 出力端子×1 USB3.1 Gen2×1 (電源オフUSBチャージ機能対応) USB 3.1 Type-C™ Gen2 ×2 (Thunderbolt™ 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
液晶種類 | フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) | UHD(4K)OLED・タッチディスプレイ |
重量 | 最小1.98kg | 最小2.17kg |
バッテリー駆動時間 | 最大13時間 | 最大13時間45分 |
価格 | 75,500円~ | 165,000円~ |
「HP ENVY x360 15」と「HP Spectre x360 15」のスペック面で大きく違う部分は以下の通りです。
- CPU
- GPU
- 液晶種類
- 価格
CPUについては、「HP Spectre x360 15」が旧世代ながらもキャッシュ・スレッド数が多いものを採用しており、処理速度に優れています。
加えてGPUについても、「HP Spectre x360 15」ではNVIDIA® GeForce® GTX 1650 with MAX-Q Designを採用しており、描画力が高いです。
さらに、液晶種類には「HP Spectre x360 15」が4K画質のUHD(4K)OLED・タッチディスプレイを採用しています。
結果的に、高精細なゲームのプレイや動画編集、3DCGを扱うツールの使用などについては、「HP Spectre x360 15」に軍配が上がるでしょう。
価格面については、CPUにAMD Ryzenを選択できることや、単体のGPUを搭載していないこと、液晶種類がフルHDであることなどから、「HP ENVY x360 15」の方が安価です。
最小金額を比較すると倍以上の差があるので、予算が限られている人は「HP ENVY x360 15」を選択することになるでしょう。
しかし、金額差が示しているように、「HP ENVY x360 15」と「HP Spectre x360 15」は性能の違いが大きいので、予算よりはスペックから必要性を判断するのがおすすめです。
HP(ヒューレット・パッカード) ENVYがおすすめな人
ENVYシリーズがおすすめな人は、以下のような人です。
- スタイリッシュなパソコンが欲しい人
- 予算を抑えたい人
ENVYシリーズは高級感溢れるスタイリッシュなデザインになっているので、デザイン面が購入動機になる人や、他人とは違うパソコンが欲しい人におすすめになります。
また、ノートパソコンについてはスペック面を追求すれば自然とSpectreシリーズを選ぶことになるはずです。
よって、予算を考えて過不足無い性能のパソコンを購入したいという人におすすめのパソコンであるといえます。
HP(ヒューレット・パッカード) Spectreがおすすめな人
Spectreシリーズがおすすめな人は、以下のような人になります。
- スペックを追求したい人
- ノートパソコンをメインPCとして使いたい人
Spectreシリーズは、HP(ヒューレット・パッカード)の製品の中で、ノートパソコンのスペックを徹底的に追求したモデルです。
よって、日常的に容量の大きい動画の編集や3Dレンダリングなどの高負荷作業を行うような人に向いています。
また、デスクトップモデルを家に置くスペースがないなどの理由で、ノートパソコンをメインのパソコンとして使用したい人にもおすすめです。
ノートパソコンを主軸にした作業環境を構築したいクリエイターには、最適なモデルであるといえるでしょう。