新品よりも安い価格で購入できる中古パソコン。
中古パソコンは販売価格が安い代わりに、さまざまな注意点やデメリットがあります。
注意点とデメリットを把握しておかないと、故障などのトラブルに対処できず困るリスクが生じます。
そこで、この記事では中古パソコンを購入する前に知っておきたい注意店とデメリットをまとめました。中古パソコンの購入をお考えの人は必見です。
参考» おすすめの中古パソコンショップランキングと選び方・買い方を解説!
記事の目次
ただ中古パソコンを購入する前に知っておくべき注意点
中古パソコンの購入を検討するときは、以下の3つを注意しなければいけません。
- 搭載Windowsのバージョン
- 傷などの状態
- 販売からの年数
購入したパソコンを快適に使うためには、OSのバージョンや劣化具合を確認しておきたいところです。
中古パソコンを購入するときの注意点を、詳しく解説します。
中古パソコンの注意点1|搭載Windowsのバージョン
Windowsの中古パソコンを購入する場合、搭載されているバージョンを確認する必要があります。
中古市場に出回っているパソコンのWindwosのバージョンには、以下4つの種類があります。なお、新しいバージョンから順番に記載しています。
シリーズ | リリース年 | サポート対象 |
---|---|---|
Windows10 | 2015年 | 対象 |
Windows8 | 2012年 | 対象 (2023年1月10日終了予定) |
Windows7 | 2009年 | 終了 |
WindowsVista | 2006年 | 終了 |
Windows10より古いOSが搭載されている中古パソコンは値段が安いですが、Microsoftからのサポートが受けられない(もしくは近々サポートが終了する)デメリットがあります。
サポートが受けられないと、ソフトウェア的な不具合が発生しても簡単に対処できません。
そのため、Windows10より古いバージョンのOSが搭載されている中古パソコンを買うメリットは、ほとんどないと考えるべきです。
メリットがあるとすれば、Windows10では動作しないソフトを使用する場合ぐらいです。
基本的に購入するWindowsの中古パソコンは、Windows10搭載モデルと考えましょう。
合わせて読みたい» 中古パソコンを購入するならWindows10一択!Windows7や8、10を徹底比較!
中古パソコンの注意点2|傷や汚れの状態
中古パソコンを購入するときは、本体の内外についた傷や汚れ、破損をチェックしておきたいところです。
本体の外側に傷や汚れ、破損がないかは確認できますが、内部の状態は簡単にできません。パソコンの中は意外に汚れやすく、ほこりが溜まっている恐れがあります。
パソコンの中にほこりが溜まっていると、熱の排出がしにくくなり、動作不良を引き起こしてしまいます。
最悪の場合だと、ほこりの蓄積による熱のこもりが故障の原因になりかねません。
ですので、中古パソコンを買うときは、クリーニングをしたうえで販売されているお店で購入しましょう。
販売からの年数
中古パソコンは販売年が古いものほど、価格が安く設定されています。ただし、販売年があまりにも以前のパソコンには、以下2つのリスクが隠れています。
- OSのバージョンが古い恐れがある
- 経年劣化が進んでいる可能性がある
販売年がかなり以前の中古パソコンはOSのバージョンが古いものがほとんどで、Microsoftなどのメーカーからのサポートが受けられない恐れがあります。
さらに長年使われているため、経年劣化が進み早く故障する不安要素もあります。
そのため、あまり古い中古パソコンよりも、新たしめのモデルを選ぶのがおすすめです。
気になる中古パソコンのデメリット
中古パソコンの購入には、以下4つのデメリットがあります。
- メーカーの保証が受けられない
- 付属品がない場合がある
- ノートPCではバッテリーが劣化している場合がある
- 故障するリスクが高い
特に注意したいのは、バッテリーや故障のリスクです。メーカーの保証が受けられない分、故障による出費は想定する必要があります。
中古パソコンのデメリット5つを詳しく解説します。
中古パソコンのデメリット1|メーカーの保証が受けられない
新品のパソコンには、最低でも1~3年のメーカー保証があります。
メーカー保証があると、購入者の過失でない限り、故障しても初期不良扱いで無料で修理が受けられます。
中古パソコンにはメーカー保証がなく、故障すると基本的に有償での修理となります。販売店独自の保証はありますが、期間は3~6ヵ月と限られています。
種類 | 保証 |
---|---|
新品 | 1~3年のメーカー保証 |
中古 | 販売店独自の3~6ヶ月間保証 |
そのため、中古パソコンにはある程度故障のリスクがあると認識しなければいけません。
中古パソコンのデメリット2|付属品がない場合がある
市場で販売されている中古パソコンのなかには、マウスや電源アダプターなどの付属品が欠品しているものがあります。
付属品がないと、自前で用意しなければいけません。
ただし、その分パソコンの販売価格が安くなっているので、すでに欠品している付属品を持っていればお買い得ともいえます。
マウスは他のパソコンで使っているものを活用できる場合があるので、状況によっては付属品が欠けている中古パソコンも要チェックです。
中古パソコンのデメリット3|ノートPCではバッテリーが劣化している場合がある
中古でノートパソコンを購入して外で使おうとしている場合、バッテリーの劣化具合に注意しなければいけません。
ノートパソコンのバッテリーは消耗品で、全オーナーがどれだけ使ったかで充電の持ち時間が変わってきます。
販売年がかなり前の古いモデルになると、かなりヘビーに使われて充電の持ち時間が短くなっている可能性が高いです。
中古のノートパソコンのバッテリーは保証の対象外となっていることがほとんどですが、社外品のバッテリーなどを別途購入することで格安に対処することも可能です。
そのため、中古のノートパソコンを外で使うと考えている場合は、できるだけ購入から間がない製品を選びましょう。
中古パソコンのデメリット4|故障するリスクが高い
中古パソコンには、どうしても故障するリスクが付きまといます。故障の原因は経年劣化にあります。
パソコンの寿命は永遠ではなく、いつかは内部パーツが経年劣化で破損して故障します。
中古パソコンは全オーナーが利用したことによって、必ず経年劣化は進んでいます。
経年劣化の具合は全オーナーの使い方、販売年がどれほど前かで異なるので、いつ故障するかはわかりません。
そのため、故障のリスクを遠ざけたいのであれば、できるだけ販売年や購入日が近い中古パソコンを選ぶのが賢明です。
中古パソコンの購入は実店舗ではなく、ネット通販で購入することで販売価格も安く、ユーザーに安心して購入してもらいたいことから、保証期間が長い場合があります。そのため、中古パソコンの購入はネット通販からをおすすめしています。
販売年や購入日が近いパソコンを選べば、経年劣化の度合いが低い中古パソコンが手に入ります。
デメリットを上回る中古パソコンを購入するメリット
何かとデメリットの多い中古パソコンですが、注意しておけば以下3つのメリットが受けられます。
- 安い値段でパソコンが買える
- コストパフォーマンスの良い旧モデルを見つけやすい
- 古いバージョンのOSに対応しているソフトが使える
特に注目したいのは費用面で、最新モデルがいくらか安く手に入るところは魅力的です。1世代や2世代前のモデルも狙い目です。
中古パソコンのメリットを詳しく解説します。
安い値段でパソコンが買える
中古パソコンを買うメリットは、なんといっても値段の安さです。
当たり前の話ではありますが、中古パソコンは新品よりも数千円から数万円安い値段で手に入ります。
機種によって価格差は異なりますが、最新モデルだと良いときで新品の実売価格より2~3万円安く購入できます。
コストパフォーマンスの良い旧モデルを見つけやすい
性能が良い旧モデルがお得に購入できるのも、中古パソコンの魅力です。安い値段でパソコンを買いたいのであれば、特に旧モデルの中古品は必見です。
当然ながら1~2つ前のモデルは新品であっても、最新モデルが発売されている関係で販売価格が安くなります。
そうなると、自ずと旧モデルの中古品も販売価格が安くなっていきます。
かなり以前の旧モデルはスペックや故障の心配がありますが、1~2つ前の旧モデルならリスクは高くありません。
特にスペック面は大きなモデルで、最新モデルと1~2つ前の球モデルに差はほとんどありません。
にも関わらず、旧モデルの中古品は最新モデルの新品より5万円以上安い場合が多く、お買い得度が抜群です。
古いバージョンのOSに対応しているソフトが使える
ただし、状況次第では、古いOSのバージョンが利用できる点がメリットになる場合もあります。
古いOSのバージョンにのみ対応しているソフトを使いたい場合、OSが最新でない中古パソコンは魅力的な選択肢になるからです。
Windows10で動作しないソフトを利用したい人は、古いバージョンのOSが搭載されている中古品をチェックしてみるといいでしょう。
参考» 中古パソコンを買うならどこ?ネット通販がおすすめの理由|店舗と通販の違いとは?
中古パソコンを購入するならネット通販がおすすめ
中古パソコンを買うときは、インターネットの通販サイトがおすすめです。
通販サイトは購入者からのクレームを最小限にするためや、ネット通販が不安なユーザーを安心させる為保証が長かったり、中古パソコンを最大限ベストな状態で販売しているからです。
販売店によって良し悪しがありますが、以下のような選び方をすると安心安全です。
- Windowsならデジタルドラゴン
- Mac系のパソコンはイオシス
なぜ上記の中古パソコンの選び方がおすすめなのか解説します。
デジタルドラゴン
Windowsの中古パソコンを購入するなら、おすすめはデジタルドラゴンです。
デジタルドラゴンには以下4つの魅力があります。
- 店舗独自の保証期間が60日~永久保証
- 2万円以上で送料無料
- コンビニ払いが可能
- WPS Officeが無料で付属
中古パソコンを買うならデジタルドラゴンがおすすめな理由を解説しましょう。
保証期間が長い
魅力的なメリットは、保証期間です。デジタルドラゴンでの保証期間は品物によりますが、最長で永久となります。
店舗 | 保証期間 |
---|---|
デジタルドラゴン | 60日~永久保証 |
くじらや | 30日間 |
イオシス | 3ヶ月 |
パソレット | 3年間 |
ジャンクワールド | 30日間 |
1年に1回という縛りはあります、保証期間が永久になればHDDやメモリ、電源コードなどの故障をずっと保証してもらえます。
2万円以上の購入で送料無料
送料が安いところもデジタルドラゴンのおすすめポイントで、2万円以上の購入で無料になります。
店舗 | 送料 |
---|---|
デジタルドラゴン | 一律1,500円だが、2万円以上の購入なら無料 |
くじらや | 基本無料(沖縄および離島は1,500円) |
イオシス | 一律970円 |
パソレット | 1,500~2,000円(1万円以上の購入で無料) |
ジャンクワールド | 一律900円 |
ジャンク品でもない限り、中古PCを買う費用は2万円を越えるので、デジタルドラゴンでは送料が実質基本無料といえるでしょう。
他の店舗のなかには必ず900円以上の送料がかかるところがあるので、デジタルドラゴンは良心的です。
コンビニ決済ができる
デジタルドラゴンには、決済方法が豊富なメリットもあります。デジタルドラゴンと他の販売店の対応決済方法をまとめました。
店舗 | クレジット | 代金引換 | 銀行振込 | コンビニ払い |
---|---|---|---|---|
デジタルドラゴン | ○ | ○ | ○ | ○ |
くじらや | ○ | ○ | ○ | × |
イオシス※1 | ○ | ○ | ○ | × |
パソレット | ○ | ○ | ○ | × |
ジャンクワールド | ○ | ○ | ○ | ○ |
※1:イオシスはAmazonPay決済も可能です
デジタルドラゴンはコンビニ決済に対応しています。コンビニ決済に対応している中古パソコン販売店は少ないので、コンビニ払いがしたい人にとって貴重な選択肢です。
商品が届くまでの期間がやや長めだが検討する価値あり
デメリットは商品が届くまでの期間で、注文および決済が完了してから3営業日以内となっています。
他の店舗では、注文・決済が完了してから当日か翌日に商品が発送され、最短で翌日から翌々日に中古が手に入ります。
とはいえ、保証面や送料などのメリットを考えると、デジタルドラゴンで注文して商品が届くのを数日待つ価値があります。
口コミでの評判も良く、価格の安さは申し分ありません。
嫁さんがどうしても欲しいというので、#クリスマスプレゼント を前倒しで #ノートPC をプレゼント
其れにつけても #デジタルドラゴン 製PCの激安度よ(*´ω`*)
メリークリスマース٩( ‘ω’ )و— らて (@Latte2014_05_04) March 7, 2020
譲渡会でパソコン買うぐらいならデジタルドラゴン辺りでいいのではないか?
AIはいぶかしんだ— AI(ガオオオオォォン) (@4lRqaweWtxNTFUg) January 11, 2020
販売されている中古パソコンの状態が良いとの口コミも挙がっているので、安心して購入できます。
中古PC届きました✨中古という感じがしないきれいさ!デジタルドラゴン様で買いました。ありがとうございます!
早速wifiはつなげてセットアップ中— ひの (@mirevive) January 10, 2020
Mac系ならイオシスがおすすめ
Mac系の中古パソコンを狙っているのであれば、おすすめはイオシスです。
イオシスは中古パソコン取扱店のなかでもMac系の品揃えが豊富で、さまざまな世代のモデルから選択できます。
代金の支払い方法も豊富で、以下の4種類が利用できます。
- クレジットカード
- 代金引換
- 銀行振込
- AmazonPay
販売されている中古パソコンの状態も良く、口コミでの評価が高いです。イオシスは商品の状態をABCで記載していますが、Cランクでも状態が良いと評判です。
なるほど
やっぱりイオシスのCランクは良さそうなんですね!
イオシスは画像が何故か表示されないのでちょっと不安なのが心残りですが…— ニャンスタッフ (@NTTdocomo5G) September 8, 2020
デメリットは送料が一律970円である点ですが、Macの品揃えが豊富なところを考えると許容範囲といえるでしょう。
パソコンを買うときのスペック選び
中古と新品のどちらにしても、パソコンを買うときは自分にあったスペックの製品を選ばなければいけません。
そこで、簡単にあなたにあったPCのスペックがわかる表を作りました。中古パソコンを買うときの参考にしてください。
パーツ | Officeを使う | 画像の編集 | 動画の編集 |
---|---|---|---|
CPU | Corei3 | Corei5 | Corei7 |
メモリ | 4GB | 8~16GB | 8~16GB |
ストレージ容量 | 256GB | 512GB以上 | 1TB以上 |
オンラインゲームをプレイするのであれば、動画の編集ができるスペックに加えて、グラフィックボードが搭載されているパソコンがおすすめです。
必要なグラフィックボードの種類は、プレイしたいゲームの公式サイトに記載されているので、確認しておきましょう。
中古パソコンの注意点・デメリットまとめ
この記事では、中古パソコンを購入するうえでの注意点やデメリットを解説しました。
中古パソコンを購入するときは、以下の3つをチェックしておきましょう。
- 搭載Windowsのバージョン
- 傷などの状態
- 販売からの年数
さらに以下のデメリットにも注意が必要です。
- メーカーの保証が受けられない
- 付属品がない場合がある
- ノートPCではバッテリーが劣化している場合がある
- 故障するリスクが高い
中古パソコンを買うときは、状態が良く販売年が近いものを選びましょう。以上の点を押さえておくと、以下のメリットが受けられます。
- 安い値段でパソコンが買える
- コストパフォーマンスの良い旧モデルを見つけやすい
- 古いバージョンのOSに対応しているソフトが使える
Windowsの中古パソコンを買うならデジタルドラゴン、Mac系の中古パソコンを買うならイオシスがおすすめです。
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